紀元前3世紀エジプトのマケドニア王朝プトレマイオス3世王はキュレネの女王ベレニケ2世を妻に迎えてキュレネ・シリア・小アジアを攻略して黄金時代を築きます。 この王がシリアとの戦いに遠征する時にベレニケは[美の女神]アフロディテに約束しました。 「王が戦争に勝てたら、私の髪の毛を捧げます」王妃の髪の美しさは外国まで知れ渡っていました。 王は戦争に勝ちベレニケは女神に約束通りに美しい髪の毛をアフロディテの神殿に捧げました。 しかし帰国した王は失望を隠しきれなかったが翌朝、神殿からこの髪の毛が消えていました。 王は天文学者のコノンを呼び問いただすとコノンは、その頃に現れた新しい星の群れを指して言いました。 「神が王妃の心の優しさと髪の美しさを愛でて天に上げられました」 王もベレニケも疑う事なく満足しました。 これが髪の毛座の由来です。 しかしベレニケは数奇な運命を辿っています。 ベレニケはキュレネの王マガスの娘でプトレマイオス3世と婚約していた頃に父王のマガスが亡くなります。 母親はマケドニアの王子デメトリウスと結婚させようとした為、これを嫌い母親とデメトリウスを暗殺させて紀元前247年プトレマイオス3世王と結婚します。 ベレニケは夫プトレマイオス3世王の死後、長男プトレマイオス4世と共に王位に就きます。 しかし紀元前221年に息子に殺されて非業の最期を遂げました。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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