☆リレー小説☆

Wake up!《今度こそ》
1/1ページ目

もうシゲキなんかいらない。普通が一番さ。

そんなことを思いながら教室に向かう階段を早足で駆け降りていた。
杉村のやつはとっくにいってしまった。何のために来たんだ?
いや、そんなことよりもうすぐ授業が始まってしまう。
階段を二段飛ばしで降り、角を曲がろうとした時―。

「うわっ!?」
「きゃあ!」


誰かとぶつかってしまった。
「だっ大丈夫―」
僕は言葉を失った。

その人があまりに可愛かったからだ。
ズギューン!
僕の体を赤い稲妻が走る!
彼女はしりもちをついていた。

「いたた…あの…大丈夫?」

その可憐な方はおそらく2年生だろう。1年ではないはずだ。
髪は灰銀色で毛先がウェーブしている。白くて綺麗な顔立ち。
髪につけた黒い蝶の髪止めがいい感じにアクセントの効果を出している。
男が10人いたら10人とも可愛いと言うだろうその麗しき上級生は僕の心配までしてくれた。

「あ…は…はい。大丈夫です」

「そう。なら良かった。
こうして出会ったのも何かの運命かも。
あなた…名前は?」

「はい!?
えッとライア…じゃなくて…虹村!虹村勝です!!」

この人天然か?
それとも衝突した相手の名前を聞くのが流行りなのかな?

どこまでも女子に疎い勝であった。


「へぇ。
あたしは2年3組の蝶野暁美(ちょうのあけみ)。

ところで…もう5限のチャイム鳴ったけど…大丈夫なの?」

「はい!えぇそりゃもう大丈夫ですよ(嘘)!!あなたこそ…」

「私は早退するからいいのよ。
じゃ、縁があればまたね」

そう言い残してたったっと走って行ってしまった。


………


しばらく呆けていた。
いやぁ…あんなに綺麗な人がいるなんて…
驚きだよパトラッシュ…



はぁ…
大幅に授業に遅刻してきた理由を適当にでっち上げて先生に言わなければなるまい。

はてどうしたものか…。

頭の中がいっぱいいっぱいで何も考えられない。


恋煩い……これが…
あああ

こういうシゲキが欲しかったんだようん。


ラヴ万歳\(^O^)/

















次の人〜がんばってぇ†
byJOKER
[指定ページを開く]

章一覧へ

<<重要なお知らせ>>

@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
@peps!・Chip!!は、2024年5月末をもってサービスを終了させていただきます。
詳しくは
@peps!サービス終了のお知らせ
Chip!!サービス終了のお知らせ
をご確認ください。




w友達に教えるw
[ホムペ作成][新着記事]
[編集]

無料ホームページ作成は@peps!
無料ホムペ素材も超充実ァ