☆リレー小説☆

事実は小説よりも奇なり
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「てな感じで完結です。
部長どうでしょうか!?」


狭い部屋に声が響き渡る。


「今回の春のコンクールは、僕が考えたこの
「ようこそ夢の世界(ドリームワールド)へ」
をやりましょう!!」


ここはとある演劇部の部室。
この狭い部屋で男2人が会話をしていた。


「だめだ。」


そう言って部長と呼ばれている人は手に持っていた原稿用紙を机に置いた。

「な、何が駄目なんですか!?
SFと恋愛とそのたもろもろ入ってるんですよ、
自分で言うのもなんですが最高の作品だと思うんですが!!

…まあ確かに話がいきなり飛んだり、何度も夢落ちしたり、重要だと思われるキャラクターはいきなり消えたりしましたが、そこの部分は後でいくらでもー」
「***」

いきなり部長に名前を呼ばれて我に返った。

「あ、
す、すみません…
つい熱くなっちゃいました…」

そう謝ると
部長は小さいため息をついて、話し始めた。

「なぜだめか言うと、お前の台本は確かに面白いんだが、見てる人に伝えたいことがなにもないんだよ。
しかも一昨日も言ったが、今回の春のコンクールは***さんの書いてくれた「桜の木の下」をやるからな。」


「本当にあの普通の日常生活を書いたような台本でやるんですか!?」

「異論は認めないんだぜ」

そう言うと部長は部室から出ていってしまった。
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