2007年6月7日

『朝8時45分までに院内に入って、
受付など終わらせて下さい。』
って言われてたから、
朝8時30分にアパートを出て、
歩いて病院に向かった。

『くるって言ってたくせに…。』
『嘘つき。』って、
そんな感情を抑えきれなくなって
1人で泣きながら歩いてた。
道端の人や通りすがりの人が、
『えっ?』って、
ビックリしたような顔つきで、
ジロジロ見てきたけど
『恥ずかしい。』なんて思ったり、
周りに目がいくほどの余裕なんて、
もう美保にはなかった。

病院に着いても、
一向に連絡がこなかった…。
携帯をマナーにしようとして
手に取った瞬間
アイツから電話がかかってきた。

『おはよう。体、大丈夫か?
俺、今日仕事になっちまったんだ。
ごめんな。頑張ってこいよ。
仕事終わったら帰りがてら、
お前んとこ行くからよ。なっ?』
って言われたけど、

『来なくていいから。』って断った。

本当は来てほしかった。
でも、
絶対に辛くて泣きそうだったし
アイツを責めちゃいそうだったから
『実家に帰るから。』って嘘ついた。
『迎えいく。 送ってく。』って、
何回もしつこく言ってきて
『はぁ?かけてほしい言葉は、
そんなんじゃないよ!』
って本当に心の底から思った。

強がって断ったのを、
アイツは、
きっと分かってたんだろうな…
なにも
口には出さなかったけど・・

正直言うと
がっかりした気持ちがすごいあった。

『いいって言ってんでしょ。』
って言って電話切った。
あいつの気持ちも、
痛いぐらい分かってたけど・・

そんな事があった中、
受付を終わらせて
椅子に座って待ってた。

『・・怖いよ。どうしょう。』

今にも泣き出したいぐらいだった。
本当にこれで良いのか ・・
もう、
自分でも分からなくなってた。

呆然としてて、
名前を呼ばれた事にも気付かないで
そのまま座ってたら、
看護婦さんに呼ばれた。

『大丈夫ですか?
前処理しますので、中へどうぞ。』
って声を掛けられて
誘導されながら中の部屋に入った。

右腰のとこに
気持ちを落ち着かせる注射をされて、
また待合室で10分ぐらい待って
次に左肩に麻酔打たれた。

『これで前処理は、終わりなので
名前呼ばれるまで
さっきの待合室でお待ち下さい。』
って言われて待ってた。

徐々に麻酔が効き始めて、
目がぐるぐる回り始めてた。

何がなんだか分かんなかった。
指示されるがままだった ・・

『○○さん、どうぞ。』
って呼ばれて、
自力では歩けなくて
付き添われながら手術室に行った。

手術室に入るとすぐに、
手・足を固定されて点滴して
先生の指示で始まった。

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