携帯ラブロマンス小説
ガラスの棘
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 主人公、妹はわがままで体の弱い、かつ社会性のまったくない甘やかされて育ったお嬢様。妹は素敵な兄を溺愛している。
 風呂から出た妹。全裸で兄に抱きつく。兄は拒んでいたが性欲は逆らえず妹とセックスを始める。会話で今まで何度もこういうふうに近親相姦をしている間柄だとわかる。兄はもうやめようとしているが、溺愛している妹はやめたくない。最初に兄を愛しているあまり、妹が無理矢理関係をせまってこうなったらしい。
 年月が経つ。社会人となった兄は結婚相手を家に連れてくる。来る前に心配している彼女に彼は家族の説明をする。父は悪い人じゃないんだが頑固なわからず屋、母親は優しいんだけど父の言いなりになっている、妹は腺病質で家から一歩も出ないで暮らしていると。兄の彼女は風俗で働く薄幸の女性。まじめな兄は彼女に同情して結婚しようと言うのだ。彼女は両親が事業に失敗して借金まみれになり、しかたがなく風俗で体を売って働いている。両親は借金返済のために無理して働き体を壊して病気で寝たきりになっている。父はその話を聞いたが、風俗嬢などと所帯を持つのは許さないと言う。妹は兄の結婚話にショックを受け、怒り狂い「この淫売め!」と兄の連れて来た女につかみ掛かり兄に止められる。駆け落ち同然に結婚することを宣言する兄に怒った父と妹は、兄の彼女に塩をかけて「出て行け!売春婦!」と怒鳴りつける。まじめな兄はあきらめない、いつか必ず両親にぼくらの結婚を認めさせてやると言う。両親の許しを得ないのは、逃げているようでいやなのだ。また結婚するにあたってすでに彼女には風俗から足を洗わせているらしい。その分彼女はスーパーで働いて金を稼ぐ模様。彼女は、あたしのような風俗女と結婚しなくていいと言うが、心優しくまじめな彼は取り合わない。強い彼の愛に喜ぶ彼女。二人は貧しくも愛し合っていた。
 そんな感じで苦労して共働きをしていた二人だが、彼女が妊娠してしまう。そこで彼は正月の挨拶をかねて実家に妊娠の報告に行くことにする。やはり乗り気じゃない彼女。でも彼は頑固でわからず屋な父だが、自分の孫が生まれるとわかれば認めてくれるさと楽天的なことを言う。風俗で苦労した彼女は世間をよく知っているのでそんな楽天的な気分にはなれないのだが。予想通り、けんもほろろの対応を受けるふたり。お茶がぬるくなったのに気が利かないわね、と兄嫁を台所に分断する妹。その場で近所の産婦人科医で堕胎させようとする。裏口から嫁を連れて行こうとする妹。騒ぎを聞いて駆けつける兄の耳元に妹は衝撃的な耳打ちをする。回想入り。実はふたりは近親相姦で妊娠して堕胎した過去があったのだ。それを兄嫁に暴露しても良いの?そんなこと聞いたら絶対別れるわね、とあざ笑う悪魔のような妹。兄がためらっているすきに妹が嫁を連れて行こうとするが、嫁は柱にしがみついて動かない。業を煮やした妹は「堕胎しろ!流産しろ!」と嫁を腹を足蹴にする。苦しんで倒れる嫁。やった!と勝ち誇る妹。兄さんは渡さないわ!
 病院。しかし嫁は兄の愛の力のおかげか、幸いにして流産しなかった。安心する兄夫婦。嫁はどうして妹さんはあんなに私たちの結婚に反対するの?と聞く。ためらう兄。しばらくして出産する。かわいい男の子。そこで彼。今度こそ、かわいい赤ん坊の顔を見たらこんどこそ、実家もぼくらの結婚を許すのではないかとまた甘いことを言う。兄嫁は世間を知っているのでそんなことはないだろうと思いながら、夫の好きなように満足するまでやらしてやろうと思っているので了解する。実家。さすがの氷のような両親も赤ん坊の顔を見て動揺する。まず最初に日和ったのは母親。泣き出した子供を見て、なんてあやし方が下手なのと怒った振りをして子供をあやして仲がいい感じになる。ところが頑固一徹な父はそんな風俗女の子供など触るとどんな病気がうつるかわからんぞ、と子供を返させる。妹ももちろんとても子供の醜いことを母親に似ているとあざ笑う。家を出るふたり。とうとう彼も打つ手がなくなりきっぱりと実家に認めさせるのはあきらめることにする。自分ら三人だけで暖かい幸せな家庭を作っていけばいいさと。同意する嫁。幸せそうな三人。
 実家。父母話し合う。それを立ち聞きする妹。父母はそろそろ兄夫婦を許してやってはどうか、と話し合っている。風俗も結婚が決まってすぐやめたそうだし。顔を見たらやはり立木家の顔。店の跡継ぎの問題もあるし。妹は極端に社会性がないしこの先も結婚して子孫を残すことは希望が持てないしと。父も了解する。それを聞いて怒り狂う妹。両親が許しても断じてあたしは認めないわよ、と。
 そして実家に呼んで陳謝する父母。もちろん快く了解するふたり。あきらめずに何度もトライすれば扉は開くと思っていたという兄。妹は部屋に閉じこもったきり食事もとらないという。もちろんふたりの関係も許すようすはない。それを残念に思う兄。また実家からの融資も受けられることになるのでうれしいふたり。それで兄嫁が台所に立ったとき、こっそり隠れて睨みつけていた妹が出て来て爆弾発言をする。自分は兄と近親相姦してて兄の子を下ろしたこともあるのだと!これを聞いて兄嫁も衝撃を受け愛が覚めるだろうと確信していた妹。だが嫁は。実はそんな話はもう知っていたという。妹の反応があまりにもあまりなので聞いたら誠実に答えてくれたと。あたしたちの愛の強さはこれくらいでは壊れないのだと宣言する兄嫁。途方に暮れる妹。ここから急に兄嫁の心理。部屋で一人泣きくれる妹。これからは兄夫婦父母と仲良く楽しく生きるから、妹ひとり孤立して寂しくひとりで生きていけばいい。いい気味だわ!と心の中で勝ち誇る兄嫁。泣く妹。
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